2018年の雑記、愛知県名古屋市/TOGODESIGN建築設計事務所

TOGODESIGN


トップ
仕事
TDTV
設計事務所概要
雑記
TOGODESIGN CABIN
TOGODESIGN KAGU




【2018年雑記】


「常滑1706IMの撮影」 2018/12/25 togo


住宅設計

今年の10月に竣工した住宅「常滑1706IM」の撮影に行ってきました。
最近お引っ越しをされたばかりのハズなのですが、既にだいぶ前から住んでいるかのような雰囲気が出ており、新築の建物に家具や雑貨などがすっかり馴染んでいました。
ダイニングテーブルとダイニングチェアは北欧家具のデザイナーであり建築家であるアルヴァ・アアルトのアンティーク家具だったりするのですが、このテーブルの色にキッチンのタイルの色を合わせています。
そんな事もあり馴染んだ雰囲気になっているのかもしれません。
新築の住宅を手持ちの家具に合わせた空間にできるのは設計事務所の強みの一つですが、それ以外にも明確なイメージがあればどのようなスタイルの空間にする事も可能です。
当日は、動画の撮影もさせていただきTDTVにアップしてあります。合わせてご覧くださいませ。


「小金山の家を訪れる」 2018/12/16 togo


住宅

昨日、久しぶりに小金山の家を訪れました。
お施主さんもお元気で、この住宅で楽しく生活されている事もうかがえ大変嬉しく思いました。
やはり、設計者としては建物をデザインし設計し建てるという事よりも、建物完成後に住まい手の方々が楽しく生活をされている状況を知る事や、その住宅にお邪魔してひと時の時間を一緒に過ごす事が最高の喜びであることを改めて感じました。

建物の状態はと言いますと、竣工が2013年なので工事が終わってから丸5年が経ちましたが、定期的な手入れもされているとの事で美しい状態を保ちつつ味も出始めておりました。板貼りの外壁も実に良い感じです。
また、外構の植栽もすっかり落ち着いて、建物もこの場にすっかり馴染んでいます。
驚いたのは、周りの環境が大きく変わっていた事で、小金山というお施主さんが名付けたこの山が殆ど無くなっておりました。
訪れたのが5年ぶりという訳ではないのですが、ここ数年でこんなにも変わるものなのかという感じです。
幸い日当たりも良くなる方向なので悪い事ばかりでは無さそうなのですが、お施主さんも少し寂しそうでした。
しかし、今後も良い状態の住宅環境を保てそうな印象でしたのでホッとしました。

それから、お施主さんを巻き込んで動画の撮影もさせていただいたり、楽しい会話に美味しいぜんざいを食べさせていただいたりと数時間を楽しく過ごさせていただきました。
そんななか撮影したtogodesign TVもお楽しみください。


「中古マンションを改装するという選択肢」 2018/11/10 togo


中庭

マンションの改装工事が始まりました。
まずは元の住戸を解体をしてほぼスケルトンにします。何故「ほぼ」なのかと言うとコストを抑える為に外周部の壁下地などは再利用するからです。
再利用する部分も特に傷んでいる訳ではないのでコストにも環境にも優しいという訳です。

改装とかリフォームとかリノベーションは床材や壁材を新しくやり直す事のように思われる傾向が強いですが、このように全てを再構築して今までとは全く別の空間を創りだすという改装もあります。
この場合だと、新築の住宅を建てるのとほとんど変わらない満足を得ることができると思います。
しかも戸建ての新築を建てるよりもリーズナブルであり、新築の分譲のマンションを買うよりもリーズナブルにフルオーダーのマンションに住むことができます。
様々なハードルもありますが、これからの時代の住まいの選択肢の一つとして、こんな改装もある事を知っておくのもありなのではないかと思います。


「複数の機能」 2018/10/16 togo


土間

外構工事もそろそろ大詰め。塀が完成すれば終了となります。
土の法面には近々お施主様が植栽を植えられる予定です。さてさてどのような庭になっていくのか楽しみです。
庭とは段違いになった駐車場スペースも、車が停まっていない時には子供達の遊び場となる筈です。玄関前の広いポーチにベンチなどを置いて、そこでゆったりと寛ぎながら庭で遊ぶ子供達を見ることができます。
ただの玄関前のスペースではなくそこで過ごす事ができるポーチと、ただの駐車場ではなく遊び場にもなる駐車場です。
一つのスペースに複数の機能を持たせることによって、実際の面積以上の場所に住んでいるかのような豊かさを感じる事になります。


「完了検査終了」 2018/09/13 togo


完成

昨日完了検査が終わりました。あとは現在進行中の外構の完成を待つのみとなりました。
前回に続いてタイルに関するお話ですが、今回は浴室のタイル。ユニットバスではなく、在来工法の浴室の壁や床にはタイルを貼ることが多いかと思います。
この住宅ではお施主様の希望により、ニューヨークの地下鉄のようなタイルを貼っています。壁の白いタイルに対して床に黒いタイルを使う事により、ニューヨークの地下鉄風タイルがより際立ちます。
置き型の浴槽にしている事も手伝って、かっこよくまとまったのではないでしょうか。
ちなみに、脱衣場から浴室までの全てをタイル貼りにしているのでそこそこの面積にタイルを使用しています。タイルを使う際のポイントとして、少ない面積ではなくある程度広い面積に使用すると、より効果的に素敵なタイルの空間を創る事ができます。
かわいいタイルの空間を創りたい場合も同様です。


「おしゃれなタイル」 2018/08/10 togo


タイル

お施主さんと話をしてしていると、かっこいいタイルの壁にしたいとか、お洒落なタイルの壁にしたいとか、シンプルでスッキリとしたタイルの壁にしたいとか、比較的ざっくりとしたご要望があります。
当然、タイル単体でカッコイイ物とかオシャレな物とか綺麗な色の物とか世の中にはタイルの種類は山ほどありますが、タイルの場合貼り方によってもその雰囲気は様々な印象になります。
したがって、タイルを選ぶ時にはタイルの貼り方まで考えて決める事が大事だと思います。

今回のキッチンの壁のタイルは縦の馬貼りなのですが、横に貼るか縦に貼るかでも印象はかなり違います。
今の時代的に言うとちょっと新鮮でしょうか。
タイルの壁でいろいろ遊んでみるのは結構オススメです。


「木工事終了」 2018/08/02 togo


木の家

8月に入りましたがまだ猛暑は続いています。今年は本当に暑い。
工事は木工事が終わり、この後左官工事や家具工事へと移って行きます。タイルが貼られたり、家具が順番に設置されます。
家具と言えば、設計事務所が設計する住宅の造り付けの家具は、空間との一体感が高く他では手に入れられない物のひとつと言えますが、お客様によっては造り付けの造作家具が欲しいから設計事務所を選ばれる方もいらっしゃいます。したがって、住宅の空間全体のデザインに合わせてオリジナルのキッチンやオリジナルのソファを製作する場合もあります。
今回の場合は、既製品のキッチンに合わせて周りの家具をデザインして製作しています。

少し本日の写真とは話がそれましたが、外部は足場が取れてガルバリウム鋼板の小波板横張の壁が見渡せる状態になりました。縦張りとはまた違って、すっきりとシャープな印象です。


「猛暑日の現場」 2018/07/18 togo


高級住宅

このところ連日の猛暑日が続いていますが現場は動いています。名古屋の猛暑は辛いですが常滑もほぼ同じ辛さです、まあ同じ愛知県ですから仕方ないですか。それにしても外で作業する職人さん達は本当に大変そうです。

現場は外部足場も取れて、内装もプラスターボード貼りがほぼ完了した状態です。
そして今日は一つ良いことを確認できました。外は熱中症になる位の暑さですが、室内の1階は窓を開けていればエアコンを動かさなくても過ごせそうでした。2階についてはやはり熱が上に上がって行くので多少暑かったです。
これは、外断熱と深い軒、風通しと空気の流れを考えた開口部の位置が効いてるのだと思いますが、設計の意図通りに機能しているのが確認できると実に嬉しいものです。

設計事務所の住宅は、見た目に特徴がある事に目が行きがちですが、実は形だけでなく機能的にもいろいろな事を考えています。むしろ形に現れない見た目以外の設計・デザインに殆どの時間を費やしていると言っても過言ではありません。
設計は料理で言うところのレシピのような物だと思いますが、同じ素材を使ってもレシピによって全く味が変わるように、設計によっても美味しい建物になるか不味い建物になるかが変わってくると思います。
建物を造る場合には圧倒的に素材(建築工事)にかかる金額が大きいので、美味しいレシピ(建築設計)で造れるかどうかはとても重要なのではないでしょうか。


「海が見える家」 2018/06/20 togo


住宅

写真では少し判りづらいのですが、常滑の家は二階から海が見えます。
名古屋に住んでいる私からすると、家から海が見えるというのは憧れます。目の前に海が広がるような状況じゃなくても、遠くに見えるだけでもなんか良いもんです。
また、常滑から伊勢湾側を見る時の夕日はとても綺麗なのでこの場所からもきっと綺麗なはずです。
良い景色はいろいろな条件をクリアしないと手に入らないので貴重です。


「小波板の横貼り」 2018/06/14 togo


設計事務所

常滑の家の外壁はガルバリウム鋼板の小波板横張りです。
色は施主様に選んでいただいたネイビーです。
ネイビーのガルバリウム鋼板は初めて使いましたが、軒裏の桧とのコントラストも綺麗ですね。小波板を横張りで貼ると当然の事ながら横方向が強調され、シャープで伸びやかな印象になります。
今回の様に横幅の広い建物にはとても合う貼り方なのではないかと思います。


「住宅の見えない部分」 2018/05/31 togo


間取り

外壁に一通り断熱材が貼られ、サッシが取り付けられると完成時の室内の明るさがおおよそ正確に体感できます。断熱材はポリスチレンを使用した外断熱です。
この住宅は南側の軒を深くとりつつ開口部は大きくし、暑い日差しを遮りつつも光を多く取り入れる事ができるようにデザインしましたが上手くいったようです。

構造材は土台と柱には桧を、梁には米松を使用しています。TOGODESIGNが設計する住宅は構造設計事務所に構造計算を依頼し、耐震性もしっかり確保するように心がけています。したがってこの住宅も耐震等級3以上を確保しています。
どうしても建物の見た目ばかりに目が行きがちだと思うのですが、室内での暑い寒いを減らし、地震などの災害に対する安心感を得られる建築を常に心がけています。
猛暑の名古屋に住んでいるとその辺りはやはり外せません。


「建て方おわりました」 2018/05/17 togo


暮らし

木造住宅の常滑1706IMの建て方が先日終わりました。
この建物は、ご夫婦とお子さん二人の4人家族の為の住宅です。敷地は閑静な住宅街にあり、南側の間口が広い贅沢な環境です。
最近の名古屋ではなかなか見かけない条件の敷地ではないでしょうか。

主なご要望は、ご主人が仕事から帰って来てからの行動をスムーズに行えるようにしたいという事と、奥様の家事を楽に行えるようにしたいという二点に加え、広々とした空間が欲しいという内容でした。
したがって一般的な家事動線はもとより、特別なご要望に沿った動線を何種類も検討し、機能的にデザインしていきました。延床面積は予算によってどうしても限界がありますので広々とした空間を造る事に苦労しましたが、結果的には30坪そこそことは思えない程の広さを感じる住宅になりそうです。
このようなご要望にお応えできるのは設計事務所ならではの強みの一つだと思います。
また、特にご要望はなくても心地よい空間は当たり前のようにあちこちに散りばめてあります。


「オープンハウスが終わって」 2018/05/06 togo


オフィスリノベーション

ゴールデンウィークの前半にオープンハウスを行わさせていただきました。
見学にお越しいただきました皆様ありがとうございました。よく設計事務所のオープンハウスは敷居が高いとのお話しを耳にしますが、実際にはそんな事は無いと思います。今回も、岐阜県はもとより愛知県からも多くの方々にお越しいただき、また様々なご意見も頂戴して勉強にもなった二日間でした。

この様な機会に一日中建物に滞在していると、設計段階では見えなかった事も新しく見えてきたりします。その場に長時間居て初めて見えてくるものが必ずある訳なのですが、そのような事こそが住まわれる方にとって重要な事であったりします。
このような積み重ねを今後に活かし、住まわれる方の目線により近い住宅設計・住宅デザインを頑張っていきたいと思います。


「オープンハウス」 2018/04/24 togo


オープンハウス

いよいよ今週末の土曜日・日曜日にオープンハウスを開催します。
28日と29日の二日間ですが、まだ間に合いますのでお問い合わせください。

障子が入ったり畳が敷かれたりすると、工事中とは比べものにならないくらいに雰囲気が変わります。
メインとなる広い土間がこの住宅の最大の特徴になる訳ですが、一般的な住宅でこれほど広い土間はなかなか見かけないのではないでしょうか。

昨日もお施主さんや工務店さんと土間で雑談をしながら、陶器の器を飾るだけで更に良い雰囲気になりますねとか、まるでギャラリーみたいですねとか、いろいろ楽しんでおりました。
また、窓を大きく開けて小上がりに腰掛けて雑談をしていると、その昔は日常的にあったであろう日本の生活風景がここにあることに気づきます。
家での過ごし方・楽しみ方をいろいろ発見できる、そんな住宅になったのではないかと思っています。


「あと1週間」 2018/04/19 togo


住宅見学会

オープンハウスまであと1週間と少しです。ここではオープンハウスと言う表現を使っていますが、世間では住宅見学会とか内覧会とかいろいろな呼び方があります。
どの呼び方が一番メジャーなのでしょうかね?

本日の現場は障子などの建具関係の取り付けが進められていました。障子が入ると一気に雰囲気が変わります。
写真はキッチンと他の空間との間に設置した棚なのですが、実はこれらの空間を緩く仕切る機能を持っています。これがあることによってキッチンスペースが比較的オープンな状態でありながら、多少荒れていても気になりにくくなります。
その原理はキッチンへと向かう視線が棚で止まるようになり、棚の向こう側にあるキッチンを意識しにくくなるからです。
ディスプレイの棚としても使えますし、日常的に頻繁に使う物を置いておくのも良いと思います。


「あと2週間」 2018/04/12 togo


住宅設計

オープンハウス開催まであと2週間程となりました。
まだ、このホームページから全貌は判らないと思いますが、完成間近になっております。
今日の写真は台所スペースですが、右に見える古い食器棚は新規に製作するキッチン収納と共に壁に埋め込まれます。
新しい物と古い物のコントラストがどのように仕上がるか楽しみです。
床はタイル仕上げの土間になっており正面の扉は勝手口になります。土間にあるキッチンは比較的珍しいと思いますが、TOGODESIGNでは過去にも土間キッチンの例があり既に好評を得ている仕様でもあります。
より多くの方々に実際に体感していただきたいと思っております。


「オープンハウスの住宅」 2018/03/29 togo


建築設計

完全に春の陽気になって嬉しい毎日です。
この度お施主様のご厚意により、この写真の平屋の住宅「平和1610KO」のオープンハウスを行わせていただく事になりました。
日程などはトップページに記載しております。

工事は最終段階に入っており、近々家具・建具・設備などが順番に設置されていきます。
外壁はヒノキの無垢材貼りで、軒裏も同じくヒノキの無垢材貼りです。現在工事中の外部テラスは内部の土間と同じタイルが貼られ、内と外の連続性を強調する事になります。
これは、室内から外部を眺めた時に室内空間の広がりを感じられる仕掛けの一つですが、それ以外にもストレスなく内と外を行き来できる状況に一役買っています。
日常生活をアクティブに過ごす為のデザインです。


「だいぶ形に」 2018/03/07 togo


図面

平屋の住宅である平和1610KOの内装が少しづつ形になってきています。
天井の杉板は貼り終わっており、現在は壁の下地の施工中です。写真では壁が仕上がっているかのように見えますが、まだ下地の段階です。
部屋を南北に分ける壁に空いた様々な大きさの開口部がこの住宅の特徴の一つなのですが、これも少しづつ形になってきました。
今後はどんどん仕上に入っていくので完成も楽しみです。

それから、まだ少し先になりますがお施主様のご厚意でオープンハウスを行わせていただける事になりました。
日常生活をより楽しむ事を目的としたこの住宅、写真や文章では伝わらないさまざまな事を体感していただきたいと考えております。
日程などの詳細が決まりましたらホームページでお知らせさせていただきます。


「軒の出」 2018/02/15 togo


パース

突然ですが、屋根のかけ方、、、、常に難しいと感じています。
主に形状の話なのですが、機能を満たした上で美しく屋根をかける事がなかなかに難しいのです。

機能とは、風雨を遮る事は当然ですが、その他にも日除けの為だとか壁面の保護だとかいろいろあります。
それらを満たす為には軒の出が重要になってくるのですが、きちんと軒を出した上で美しく屋根をかける事が難しいと思うのです。
建物の「幅」と「高さ」と「屋根の勾配」と「軒の出」のバランスを何パターンも検討して煮詰めていくという、その苦労が表にあらわれない地味〜〜な作業でもあります。

したがって、施主様の要望がつるんとした「四角い家」であったり「軒の出の無い三角屋根の家」の場合は少し精神的に楽になるのでありがたいですが、軒の出が無い場合に何が起こる可能性があるのかなどの説明を一応しています。
軒を出さなければシンプルな形状になるので、簡単に美しくスタイリッシュな建物が出来ますがさまざまなマイナス要素も付属してきます。
そこで、軒を出さ無い場合は限りなくマイナス要素を減らす設計をしているのですが話が長くなりそうなので今回はこの辺で。
しかし、世の中でよく見かける軒の出の無い家の多くはマイナス要素を沢山持ったままですね。


「風通し」 2018/02/07 togo


住宅相談

本日もかなり寒い1日でした。しかし今年の寒さは辛いですね、早く暖かくなってほしいです。
このような寒さの中でタイトルにある風通しの話をするのもなんなのですが、住宅において風通しは必ず考えておかなければならない事の代表とも言えます。
設計を行っていた時期が真冬だったとしても、当然真夏の暑い時期の事も考えて設計をしています。しかし、人間なので真夏に真冬の事をリアルに考えるのはなかなか難しいもので、その逆もまたしかりです。

設計内容(プラン)は、施主様の要望は元より周囲の状況や生活状況・条件などによっても決まってきます。そうした時に部屋に窓が一つしか設けれない場合も出てきます。
今回の住宅が正にそれなのですが、そうなると風通しの問題にぶつかります。
今回の解決方法は部屋と部屋の間の間仕切り壁に窓のような建具を設けて風を通すようにしています。
内部空間の中に外部空間のようなエリアがあるので、建物の中に建物があるような雰囲気です。
写真では奥にアルミサッシが見えますが、手前の枠が室内の窓にあたる部分になります。と、言っても完成しないとなかなか判かり難いですね。


「住み手と共に」 2018/01/24 togo


住宅地

先週に引き続き外壁の桧板が貼り進められています。
板に着色をしないという話を前回しましたが、この状態から時が経つにつれて次第に灰色がかってきます。
家の外観は、外壁の板が灰色になった時に屋根の灰色と溶け合い一体感が出るように考えています。
設計する際は常に、建物完成時がピークの状態ではなく、時が経ってピークを迎える状態になるようにしています。
言い換えると住み手と共に家も育って行くというような感じです。その為になるべく工業製品よりは自然な素材を選び、劣化するより味が出る素材を選んだりしています。
この住宅も、そんな育つ住宅です。


「家を建てる前に考えておきたいこと」 2018/01/17 togo


土地探し

本日の現場は生憎の雨でしたが、順調に外壁の桧板が貼り始められていました。
今回は塗料で着色はせずに自然に色づいていく仕様にしています。
最近は、人工的に作られた色で着色するよりも材木の自然な変化に任せる方が真っ当なのではないかと思い始めています。
もちろん施主さんの意向に沿って決定していますが、施主さんから「おすすめは?」と聞かれた場合には自分の考え方をお話ししています。
材木に着色するかしないかは、見た目の色だけの問題にはとどまらず、耐久性やメンテナンスにも関わってくる事なので簡単には決めれません。
したがって最終的には「今建ててる家の大切にしてる事」に沿って決定する事になるのですが、これは他のさまざまな事を決定する際にも指針となります。
逆に言うと、家を建てる時に使い方や目的・目標が明確に整理されていれば良い家になり、明確でない場合はちぐはぐな家が出来上がってしまうかもしれないのです。


「あけましておめでとうございます」 2018/1/9 togo


敷地探し

2018年あけましておめでとうございます。
年末年始は例年通りのんびりと過ごしておりました。もうここのところ何年もお正月番組にワクワクする事がないので、家での楽しい過ごし方を考えねばと思っています。
住宅の設計をする際には、食事をする場やテレビを観る場以外にも、落ち着く場や居場所となる場を造ろうとしています。それは大袈裟なスペースという訳では無く、本来はあまり使い道が無さそうなあるスペースとあるスペースの「間」や、あるスペースの「際」だったりが心地よい居場所になるようにとの考えです。

ところで本日の写真は、建物が完成してしまうとあまりお目にかかる事がない給排水管です。
どこの家にもこのような管が床下にあるはずなのですが、トラブルがあったときにこれらの管を簡単に目視できたり修復できたりする状態であることが大切です。
設備関係のメンテナンスが行いやすい住宅こそ良い住宅だと思います。


【その他の雑記】




仕事
TDTV
設計事務所概要
雑記
TOGODESIGN CABIN
TOGODESIGN KAGU



お問い合わせ

ご質問・ご相談・ご依頼はこちらのアドレスから承っております。
master@togodesign.jp





© togodesign