2010年の雑記、愛知県名古屋市/TOGODESIGN建築設計事務所

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【2010年雑記】

「謎の光」 2010.9.26 togo


光

二日前から名古屋に謎の光が現われました。
仕事が終わり駐車場へ歩く間もどうもその光が気になります。事務所からは西の方角。
車に乗りタイヤが転がりだしても気になる気になる。その光に吸い寄せられるようにその方向へと走り出しました。

気分はというと完全にSFの世界です。未知との遭遇のような。
光を追って行き着いた先は名古屋城。
夜中だというのに沢山の人がいます。皆その光の方へ吸い寄せられるように歩いている。
こうなるとカナリSFです。

暗闇の中に沢山の人々が動いているその向こうから、かつて見たことも無い太さの光が天へと向かっていました。
光の中には沢山の虫たちが飛びキラキラの柱となって輝いています。
とても幻想的な世界が広がっていました。
映画の中の世界のよう。

家に帰って調べてみると、あいちトリエンナーレ2010の「スペクトラ・ナゴヤ」という作品でした。
まんまとやられたようです。


「5mの壁の家撮影」  2010.9.24 togo


5mの壁

「5mの壁の家」の撮影に行ってきました。3ヶ月ぶりくらいに訪れましたが少しづつ住まい手のものになってきているようでした。
楽しんで過ごされている様子をうかがうととても嬉しくなります。

この家の軸ともいえる5mの壁にもCDがディスプレイされ、沢山あるはずのCDもその枚数を感じさせない位にスッキリと収まっています。
何百枚ものCDを普通の棚に収納しようとすると、スペース的にも見た目にも邪魔になります。
しかし、CDで仕切るという考え方をすると全然違ってきます。
壁がただの壁ではなく、CDがただCDでなくこの空間の生活を緩やかに分けるものに変わります。

ところで、写真のソファはアーネデザインソファの「スタンダード」TOGO DESIGNでデザインを担当させていただいたソファです。張り地の色はビリジアンでかなり良い色だと思います。実に大人な感じです。
ここを訪れる人はこのソファでウトウト寝てしまうそうです。


「海の匂いがする工事現場イッシキハウス」 2010.9.18 togo


海

夏もついに終わったようです。、今年の夏は手ごわかった本当に暑かった。
現在工事中の現場は海の匂いが届きます、風も潮風。写真はまだ8月の現場風景なので日差しが夏色。しかし既に屋根面に断熱材が貼られている為、建物内は暑くありません。
また、周りの建物が低いので二階へ上がると見晴らし良し、風も気持ち良しです。

まだ構造体が丸出しの状態で見えている柱は桧、梁は松です。
この建物はシンプルに効率よく建物をデザインすることによって、丈夫で耐久性のある材料、質感の良い材料をつかっても総工費は抑えることができました。
完成が楽しみです。


「近頃なんだか夏らしい」 2010.8.11 togo


夏

暑い暑い日が続きます。先日までの異常な暑さもなくなり、ここのところはなんだか夏らしい日々。すべてが眩しい夏はやっぱり好きです。
連日の暑さと仕事の忙しさで少々バテ気味でしたが、今日のような爽快な夏の日に車で移動していると少しは癒されます。暑いことは暑いですが清々しい暑さに感じます。

そんなこんなで気分良く現場からの移動中に、以前から話に聞いていた「旧カブトビール工場」を発見。
急いでいたので車から写真を撮っただけですがなかなか存在感のある建物でした。
この建物は半田にあるのですが、この辺りにはミツカンの半田工場もあります。こちらも歴史を感じる建物です。


「5mの壁の家完成」 2010.6.21 togo


完成

5mの壁の家が完成しました。お施主さんと常々改装前と改装後の変化が物凄いですねと話しておりましたが、この度改装前の写真をホームページに掲載する旨を快く承諾いただけましたので掲載してみます。
お施主さんの立場からすると、改装前の状態は見せたくないものだと思いますので感謝感謝です。改装前と改装後の変化を、こうして並べて見る事は私でも非常に興味深いです。

当然上が改装前下が改装後ですが、ほぼ同じアングルから撮影しております。
ぱっと見て違うのは当然ですが、一番驚くのはこの空間に立った時の日中の室内の明るさの違いです。
改装なので、建物の構造体は何も手を加えていません。したがって外部に面する開口部(アルミサッシ)は改装前と全く同じなのです。であるにもかかわらず改装後は断然明るくなりました。

次の変化は室内の温度です。改装前は断熱材が無かった為、外の気温の影響が非常に大きい状態でした。
しかし、改装後は外が多少暑くても室内は快適でした。

他の変化として、建築的インテリア的な話ではないのですが、物が格段に少なくなった事があげられます。改装をしなくても、物が少なくなるだけで生活は大きく変化し、快適になると思います。お金をかけずに快適生活を手に入れる手段の一つです。


「黄色い階段室」 2010.5.31 togo


黄色い階段

5mの壁の家が完成まであと一歩となりました。
残りは手直しと、この階段室の塗装です。
本日現場に行くと、眩しいような黄色を塗っている途中でした。こうやって写真で見るとインパクトがありますが、実際は意外と普通です。
いや、普通ではないですがビックリする程のインパクトではないです。
お客さんもこのような決断は勇気が必要だったと思いますが、こういう遊び心がここでの生活を楽しいものにしてくれるとも思っています。

しかし眩しい。
素直な黄色で、良い色でした。


「ジグザグの家具」  2010.5.19 togo


ジグザクの家具

デザインを依頼された家具の納品に行ってきました。
写真左に写っているジグザグの家具がそれです。
これを見た方には、一体これは何に使うのか!?と思われるでしょうが、何に使っていただいても良いのです。
用途が決まっていない家具があってもいいような気がします。

しかし、この家具のデザインのお話をいただいたときには、当然要望がありました。少し広い廊下の途中にちょっとした飾り棚のような家具がほしいと。

なんですが、そこの場所に置く為だけの家具というのも当たり前すぎます。要望に答えた上で他にもいろいろな使い道がある家具ができないものかと考えました。

出来上がった家具がこれです。
写真のように置くとちょっととぼけた感じ。写真とさかさまに置くと少し緊張感がでる。
このままオブジェとして置いても良いし、上に何かを飾っても良い。
横に倒して小さな台として使ったり、本を置いてもいい。飲み物を置いた途端にテーブルにもなります。

物(家具)は、使い方によって名称が変わるだけなのかもしれません。


「うねる天井」  2010.5.18 togo


うねる天井

まるで絵画のような開口部があった現場「5mの壁の家」の天井が貼りあがりました。うねっています。
今気づきましたが、最近「うねる」ことが多いですね。シンプルに直線だけの構成だと緊張感はありますが何か物足りないとも感じます。それがうねる事により微妙なゆるさが生まれるような気がしています。

ところで、天井の材料の杉板が素晴らしい。絶妙なやわらかさと繊細さがあります。この家の木の材料は全て杉ですが楢などには無い良さを再認識できます。
完成が楽しみです。


「まるで絵画のような」  2010.4.12 togo


まるで絵画

現在改装工事中の現場に行ってきました。
鉄筋コンクリート造の住宅の内装のみの全面改装です。
一通り内装の解体が終わった状態なので、コンクリートの躯体以外はなにも無い状態です。
壁に貼られていたクロスは剥がされ、床や階段に貼られていた仕上げも全て剥がされています。

いつも思うのですが、解体され躯体(構造体)だけになった建物を見ると建物が新陳代謝をしている事を実感します。また、新築で建物を設計する際は新陳代謝をしやすいように設計をしなければと思います。

写真は、解体された建物の中に出現した、まるで絵画のような状況です。
壁の白と階段の黄色がなんだか絶妙です。


「インテリアショップほぼ完成」  2010.3.15 togo


インテリアショップ

インテリアショップの改装がほぼ完了しました。
ついつい入ってしまう境界になったかどうかは不安ですが、真っ直ぐではない曲がりくねった境界が出来上がりました。
理屈ではなく、ここを歩く人々がなんとなく気になり、お店に入っていただけたらと思います。

場所は大須です。
後日写真を気合を入れて撮り、アップする予定です。
暖かくなってからですかね。

はる、ハル、春。


「インテリアショップ改装中」  2010.2.20 togo


インテリアショプ改装

現在改装工事中の店舗、順調に進んでいます。
名古屋ではどんどんインテリアショップが撤退する中、新装オープンするお店です。
この仕事では道路と建物の境界を強く意識しました。店舗の前の道は比較的人通りが多く、その人々が「入りたくなる」というよりは「ついつい入ってしまう」状況をつくりだしたいと考えました。

道路を建物に沿って歩く人々。つまり、当たり前ですが道路を境界に沿って歩く訳で、この境界をどう扱うかが勝負です。

さて、「ついつい入ってしまう」境界はできるのでしょうか。


「常滑、やきもの散歩道」  2010.1.26 togo


やきもの散歩道

先日、常滑のやきもの散歩道を15年ぶり位に歩いた。
簡単に15年ぶりと言えるような歳になってしまった事もなんだか複雑だが、やきもの散歩道の変貌ぶりにも驚いた。
15年前はまだ学生で、勉強の為に散歩道を訪れた。当時はまだ、観光地と言えるような雰囲気は無く、そのままの常滑を見ることができた。

しかし、15年ぶりのやきもの散歩道は完全に観光地へと変化していた。それについては良いも悪いも無いが、観光地として町を見るのと、そのままの町を見るのとではいろいろな事が違う。

これから日本は、日本の各地域は、どのように変化していくのだろうか。
環境の変化を感じる事ができる年齢になってしまった事に改めて気づかされたやきもの散歩道でした。


「新年」   2010.1.9 togo


新年

ちょっと遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
今年の正月は実に寒かったです、今日もまだ寒さは続いていますが・・・・。
エアコンをつけなければ夏はとても暑く、冬もとても寒い我が事務所ビルですが、日当たりがとてもいいのでこの時期窓際で日向ぼっこをするととても癒されます。
日向ぼっこをしながら音楽を聴いていると仕事を投げ出して遊びに行きたくなります。

ところで最近改めてBILLY JOELはいい曲を沢山書いているなあとしみじみ思います。「Just The Way You are」(邦題:素顔のままで)は聴いていていろいろ考えてしまいます。
聴いていると、飾らず素でいけばいいのだと感じる訳で、建築もまた飾らない素の建築を造りたいなどと思うのです。
まあ、英語は喋れないので当然歌詞の意味は理解しておらず、歌詞の内容とは全く違うとおもうのですが。
しかし、歌を聴いていろいろイメージを広げるのは楽しいです。
とりあえず好きな曲の一つです。


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