愛知県名古屋市の建築家/TOGODESIGN

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「照明の実験」 2014/12/17 togo

お寺の門の照明の実験をしてきました。
昨日はとても寒かったので辛かったですがなかなか良いデーターが得られました。
この実験を元に照明を決めていきます。この仕事は本当に終わりが無い感じでこれからもまだまだいろいろありそうです。
そういえば先日、というか数ヶ月前に置いた石もなかなか良い感じに落ち着いていました。
時間とともに馴染んでいく建築っていいですね。



「店舗改装工事ラストスパート」 2014/11/28 togo

店舗の改装工事は照明器具もほぼ取り付けられ、残すところは細かい部分のみになりました。
現場ではブラインドやロールスクリーンの最終確認などを行い、細かい取り付け位置などを決めました。
今週末には残りの家具が入り、来週にはクリーニングを行って終了予定です。



「亜鉛メッキのフロントサッシ」 2014/11/19 togo

店舗の改装工事もいよいよ大詰めになってきました。
写真をパッと見る限りではブティックのようにも見えてしまいますが実はそうではありません。
現在はピカピカしている亜鉛メッキのサッシですが、数ヶ月もすると地味〜〜なグレーに変化してグッと落ち着きが出てきます。このサッシは耐久性と洗い出しの外壁に負けない揺るぎなさを考えて決めました。
決して綺麗で派手な仕上げ方ではないので好みの分かれるところかもしれません。支持率40%くらいでしょうか。もっと低いかな?
が、しかし、が、しかし、10年も経った頃には支持率70%くらいにはなる仕上げだと思っています。言い過ぎかな?



「洗い出しの外壁」 2014/11/04 togo

店舗の改装工事の外壁仕上げが進行中です。
この建物の外壁は元々タイル張りでしたが、今回の改装工事でコンクリートの洗い出し仕上げに変えてみました。
建築でもインテリアでも素材はできる事ならば「無垢なるもの」を使用したいと考えています。ここで「無垢なるもの」を勝手に定義すると、削れても削れて現れた中身が表と同じものである事なのですが、あくまでも私の勝手な定義であります。
物質はなんであっても劣化しますが、その劣化を逆にプラス方向にしたいと思っています。言い換えると味が出るように造りたいという事です。
また、風雨にさらされる建物は必ず汚れていきますが、その汚れさえも味にしてしまう力が無垢なるものにはあるような気がしています。汚れと言ってしまうとなんだかただ単に汚いような印象を受けますが、これももう少し別の言い方をすると、自然の中に溶け込んでいくような事だとも思えます。
例えば石は、ピカピカの状態よりも苔むしているくらいの方が存在感があるのではないでしょうか。苔は汚れとは違いますが、それでもピカピカの状態ではその存在が自然の中に受け入れられていないような気がするのです。



「常滑1301AN引き渡し」 2014/10/26 togo

昨日、常滑1301ANの引き渡しに行ってきました。
昼ぐらいから設備関係の説明や最終確認などを行い2時間程で引き渡しは完了しました。
その後は、外部サッシのスクリーンの取り付けや家具の搬入などがありました。なんだかんだで気がつけば陽も落ちてしまいましたが、お陰様で建物の夜の姿を見ることができました。
建築中は陽が落ちるまで作業を行うことはないので照明が取り付けられた後も夜の姿を見ることはなかなかありません。したがって、今回も初めて建物の夜景を見たのでとても新鮮でした。

日中に照明を点灯させても夜に点灯させた状態とは異なるので、毎回明るさは足りているか?狙った雰囲気になるか?など凄く気になります。照明は取り付けてからやり直すことが難しいにもかかわらず設計図上で想像することも極めて難しく、建築設計の中でも難易度の高い部分だと思っています。
過剰に明るくすることは簡単ですが、暗すぎず明るすぎずという辺りに着地させることが難しいのです。個人的には明るさが足りないようだけど足りている、という辺りが一番自然な気がしています。



「引き渡し間近の常滑1301AN」 2014/10/20 togo

現在は手直しと外構工事の最終段階です。
季節もすっかり涼しく?寒く?なり柿もなっています。
この柿の木は居間のテラスから手が届く距離にあり、何気に捥いで食べてしまいそうな感じです。

そして今回は珍しく写真をもう一枚。
部屋の間口いっぱいに開くサッシをあけると、この様な解放感が得られる居間です。部屋の東側と西側がこのように全開口となっているので、両側を開けた時の解放感はほとんど外に居る様な感覚です。
「外の様な内」完成しました。



「だいたい完成」 2014/10/14 togo

先週末に常滑の家の検査に行ってきました。
養生も全て外されて、クリーニングも終わると当たり前ですがつい先日まではいかにも工事中だった住宅が完成した住宅に見えます。というか完成しているのですが。
「養生されていると完成している住宅も工事中に見えます」という表現が正しいでしょうか。
と、どうでもいいような話から始まりましたが、自分で設計した建物ながら養生が外されてから初めて室内に入る際にはワクワクします。
そして、実際にあちらこちらのスペースに立った時に得られる感覚が思ったように仕上がっていると嬉しいものです。
予想した通りの開放感であったり一体感であったり浮遊感であったり・・・・・です。
写真を撮りに行くのもこれまた楽しみです。



「塀の効果」 2014/10/07 togo

常滑の住宅は本体工事も終わり、外構工事に入っています。
現在は長い長いコンクリートの塀の型枠工事です。これだけ長い塀をつくると結構な金額になりますが、その効果を考えると納得できます。
これだけの長さの塀を造ると、これ一つで全体を整えてくれるという効果があります。
広々とした敷地に何も区切る物がないと、敷地の外部と内部のあらゆる物と建物が関係を持ってしまいごちゃごちゃになってしまいますが、1本の塀で区切ることによりそれらの関係を断ち切り整理が出来ます。
文章で言うなら「段落」のようなものでしょうか。
区切る場合の手段ですが、今回はたまたま塀ですが塀に限らず他にもあらゆる手段が考えられます。
日本の庭を見ているとそれらのヒントが沢山あるので勉強になります。



「判断について」 2014/10/06 togo

改装工事は工事を始めるとさまざまな難題にぶつかります。
例えば写真のこの階段も思ったよりモルタルを剥がすのが大変だったり、設備の配管が思いもよらぬ場所を通っていたりなどなどさまざまな問題が発生し、工事を進めるにはその都度臨機応変な判断が必要になります。
特に改装の場合、既成概念だけで問題を解決しようとするとその答えの幅が狭くなってしまいますが、既成概念にとらわれなければより多くの問題を解決することができるのでなるべく思い込みを無くすように心がけています。
次から次へと出てくる事柄を短い時間で判断しなければ工事が進まないので結構脳みそが疲れる訳なのですが、
脳みそが疲れた結果思う事は、判断に時間をかけてもかけなくても同じ結果の事柄と、長い時間かけて判断した方が良い結果の事柄の二種類があり、まずはある事柄がそのどちらにあたるかの判断がより重要だという事です。
イマイチ意味の解らない話ですが、なんとなくそう思っています。



「在来工法の浴室」 2014/09/23 togo

最近はめっきり涼しくなってきました。車の窓を開けて走ると実に気持ちが良い気候ですね。
日本の気候は暑さ寒さの差がありすぎて本当に大変ですが、それでもそれぞれの季節を楽しめるところが日本人の素晴らしいところでもあります。
浴室で言えば、ユニットバスは掃除がし易く、お湯が冷めにくく、冬でも比較的暖かく、浴室内もカビにくい。機能的にとても優れた商品だと思います。
それに比べて在来工法の浴室は、ユニットバスより掃除はしづらく、ユニットバスよりお湯も冷めやすく、ユニットバスより冬場に寒く、換気を行わないと浴室内がカビてしまう事もある。
しかし、良い面も沢山あります。
機能的にはイマイチのように思えるが、精神的な満足度は高いと思います。
自由な空間構成、自由な広さ、外部との関係も自由自在。多くの仕上げ材から好みの物を選べたりもします。
機能的には身体に優しくないけれど、精神的には豊かな浴室。在来工法の浴室は、なんだか日本人的な浴室なのではないでしょうか。



「お寺の門の石工事」 2014/08/29 togo

お寺の門の石工事が進行中です。
お寺の門の工事については、ホント一歩一歩進んでいる感じであります。
石の現物を見に行って、沢山ある中から使用する石を選び、現場では実際に敷く石を一部仮置きするなどしてどのように敷いていくかを職人さんと細かく打ち合わせを行い進めています。
ここではゼロから庭を造っていく訳では無く、まず現況があり、それを部分的に変更しています。といっても、かなり変わるのですが。
したがって、工事を進めていくうちにさまざまな問題に当たる事もしばしばです。それをその都度修正しながら進めるので余計に一歩一歩となります。
しかし苦労している分どんどん良くなっていると思います。



「壁いっぱいの本棚」 2014/08/28 togo

常滑1301ANの造作家具が進んでいます。
壁面いっぱいの本棚には憧れるお客さんが多いですね。これだけの面積の本棚を設置することはいろいろな条件が揃わないと難しいのですが、設置できた場合の喜びは大きいと思います。
天井いっぱいの高さまでの本棚を造った場合ハシゴを付けて上部の本を取るパターンが多いですが、ハシゴ自体が邪魔になる事と登り降りするのが面倒だという事を考えて今回はやめました。
ところが、この本棚があるスペースの天井高は3.5メートル以上もあります。
では、どのようにして上部の本を出し入れするのかというと、
上部については上の階の部屋の本棚の裏側から出し入れを行います。
こうする事により、面倒が無くなり日常的に本棚の全面を使う事ができます。



「店舗の解体」 2014/08/25 togo

不動産屋さんの店舗の改装工事が始まりました。
この暑い中まずは解体工事です。
各フロアの面積が小さいので解体すると広々感じますね。
面積が小さい場合はちょっとした家具の寸法にも気を使いますが、その細かい寸法のせめぎあいが楽しかったりもします。
大袈裟な話ではなく、1センチ変わると狭く感じたり広く感じたりする程の世界です。
今後再び壁や家具がつくとこの広々感が減っていきます・・・・・それはそれでちょっと寂しい。



「建物内部の気温」 2014/08/02 togo

常滑1301ANの内装が形になってきました。
写真の状態だとまだ何が何だが解らないですが、だいぶ形になってきています。
この空間は一階と二階の間にあるちょっと特殊な空間なんですね。使い方いろいろ、過ごし方もいろいろです。

本日も東海地方は暑い訳なのですが、今日位の暑さであれば建物の中は涼しいです。そして、建物の中をあちこち移動しながら打ち合わせをしていて強く感じたのは、建物の内部でも場所によって随分気温が異なり、やはり当たり前ですが一番北側の空間が一番涼しいのです。
建物の設計は、夏用の場所と冬用の場所をしっかり分けて考えるとエアコンに頼らない生活がおくれるかもしれません。
しかし、まずはそれぞれの建物を建てる敷地の条件による所が大きいのですが・・・・。



「猛暑の現場」 2014/07/26 togo

昨日に続き本日も猛暑の一日でした。いやはや暑い・・・本当に暑い。
建物の中に居ればまだ良いのですが、一歩外へ出るとクラクラしてきます。ニュースでは38度とか39度と言っていますが、湿度が高い為体感的にはそれ以上あったように感じました。
真冬の最も寒い日の現場も辛いですが、真夏の最も暑い日の方がもっと辛いですね。職人さん達はこんな中で一日仕事をしているので頭が下がります。

建物は漸く外壁の仕上げがほぼ完了しました。
黒いガルバリウム鋼板の壁とダークブラウンの板壁で構成されています。同系色の素材違いなのでかっこいいです。



「軸組」 2014/06/27 togo

これは常滑1301ANの内部ですが、まだ内装下地が張られていない為軸組を見る事ができます。
こうやって見ると、一昔前の木造住宅に比べて筋交いが入った耐力壁がだいぶ多い事に気づきます。
木造建物の構造として耐力壁が多い事はもちろん大事なのですが、同様に大事なのは耐力壁の配置のバランスです。当事務所では木造の建物でも壁量計算ではなく構造計算を行っているのでバランスについても細かく検討できています。
近頃は地震に対していろいろな不安もありますが、実際のところ地震の際に建物がどうなるかなどの事は殆ど判りません。したがって新築の際に出来る範囲の事をやっておくしか無い訳ですが、一昔前の木造建物を見ていると、現在の木造建物はよほどの事が無い限りは大丈夫なんじゃないかと思えてしまいます。
とは言っても我々設計者や施工者が油断をする事が最も危険であると思うので、建物の耐力に関する事は常に気にしている事の一つです。



「大開口サッシ」 2014/06/21 togo

常滑1301ANが少しづつ進行しています。
建物の長さが結構あるので、床面積のわりには大きく感じます。バルコニーがつくと更に大きく感じるのでしょうね。
ほぼ全てのサッシが取り付けられましたが、大開口のフルオープンサッシがなかなか良いです。
開口幅が3.5m位までならば、アルミサッシの既製品が使えるので精度の高い開口部が出来上がります。そして大開口フルオープンのサッシの場合、毎回網戸の取り付け方に困りますが、既製品のアルミサッシであればそんな心配はいりません。
ちなみにこの建物の開口幅は約3.5mです。やっぱりいいものですね〜大開口サッシ。風の抜け方が違います。



「お寺の門の建具のレール」 2014/06/07 togo

お寺の門の本体工事は終わりましたが、現在は植栽選びやら、通路に敷く石選びやら、庭部分に敷く石選びやら、まだまだ工事は続いております。
お施主さんとの会話も、一体いつになったら終わるのでしょうね?終わりは無いんじゃないですか?みたいな内容になったりしています。
コワイコワイ。
ところで、門の建具のレールというか溝は一般的な鴨居に掘る溝ではなく、スチールの板2枚の間に少しだけ隙間を作り、その板と板の間を溝として使っています。
毎回解りにくい説明ですが、それが写真の様な感じな訳です。このスチールの板が時間と共に錆びてゆき、杉と土壁に馴染んでいくことでしょう。
この門のテーマの一つである「隙間」を意識したレールですが、伝統的すぎず新しすぎずという辺りを狙いました。
それともう一つ、建具の職人さんの腕がもの凄く良くて感動です。



「暑くなってきました」 2014/06/03 togo

現場もとても暑かったです。そして常滑1301ANに外部サッシの取り付けが進行中です。
写真は二階からの景色ですが、自分の家からこのような景色を見渡せるなんていいですね〜。
ここのサッシは全開口なので完成時にもこのような開放感を得られるのですが、今後ベランダとそれを囲む塀が設置される為このような景色を望むには外に出なければならなくなるのが少々残念ではあります。
しかし、塀で囲まれる事によって内部と外部の一体感が生まれ、室内でありながら外部のような内部が造り出されます。
と、言う事で、ちょっとややこしい説明になりますが、実際には室外である内部のような外部のベランダからこの景色を眺める事にるので、あまり味わえない変わった感覚を得られる事になるであろうと思っています。



「お寺の門の建具」 2014/05/12 togo

お寺の門に建具が入りました。
写真では解りづらいですが、建具の板と板の隙間から僅かに見える向こう側の透け感が絶妙な具合に仕上がりました。
建具が入って漸く門単体はほぼ完成。残すは照明のみとなりました。
照明は実験を行い、位置や灯数を決めたいと考えています。



「お寺の門の内部」 2014/05/03 togo

門の内部は格子の間から光が入ってきます。
この格子は仕上げ材であり、同時に構造の一旦を担う材であります。
そして門の一部が鐘楼になっており、鐘楼へ入ると3方を格子で囲まれています。
3方から写真のような感じの光に包まれます。
また、目線の高さと同じ高さの部分の格子は内部と外部の格子が互い違いになる為、内から外、外から内のどちらも共に見えません。目線の高さの上下しか向こう側が見えないというちょっともどかしい感覚になる格子であります。



「お寺の門が表れる」 2014/04/25 togo

お寺の門の素屋根が取り払われ、門と塀の全貌が現れました。
門と塀本体については9割出来上がっていますが、今後はそれ以外の庭などの部分の工事が始まります。したがってこの計画自体のゴールはまだまだ先になります。
しかし、門と塀の全貌が現れた事により気持ち的には一段落というところでしょうか。
最近のお施主さんとの会話は、植物の候補はこの辺りでしょうか、石も欲しいですね、石は細かい方がいいでしょうか、そうなるとやっぱり枯山水でしょうかね、などという内容になってきました。
自然にこのような話の流れになって行くという現実を考えると、やはり、建築と庭は一体のものなのですね。改めてそのように思いました。



「常滑1301ANの建て方」 2014/04/21 togo

いよいよ常滑1301ANの建て方が始まりました。
骨組みが立ち上がりお施主さんも興奮気味なご様子。やはり、今まで紙の上で話を進めてきた事が現実に物体となって立ち上がると相当の喜びがあるのでしょうね。
それから、目の前のこの建物が自分の家であるという実感がまだ湧かないともおっしゃっていました。今年の夏には住む事になるんですけどね。



「土間の一二三石」 2014/04/07 togo

本日、門の土間部分の一二三石を埋め込みました。一二三石と書いて「ひふみいし」と読みます。
埋め込む石は沢山の石の中から使えそうな物を一つ一つ選って使いました。この作業が結構地道でありまして、左官屋さんにお任せするのも申し訳ないので私が一つ一つ選っていきました。
その後、石の位置のバランスを見ながら一つ一つ埋め込んでいきました。そして写真が完成の状態です。なかなか良い雰囲気で満足満足。
土間は三和土(たたき)のような雰囲気を出す為にサンプル制作を繰り返して辿り着いた仕様のモルタル仕上げになります。
当初は本当の三和土を使いたかったのですが、ベタ基礎の上に土間を打つので三和土では難しいという事になり苦心のモルタル仕上げになった次第です。



「中塗り終了」 2014/04/06 togo

前回の土の上に、セメントを混ぜた土を塗って中塗りの行程が終了しました。
この状態で半年以上の間をおいた後に仕上げの上塗りを行います。
その為、半年間の間に雨で壁の土が洗われてしまわないようにセメントを混ぜるのです。
セメントのグレーの壁もなかなか渋くていいですね。この状態でも十分に味があります。
中塗りが終了したのでもうすぐ素屋根を解体します。遂に門と塀の全貌が・・・・・現れます。



「中塗り土」 2014/04/04 togo

桜も咲いてすっかり春ですね。
現在、門と塀の壁は中塗り土を塗る作業が連日行われています。
写真の物が中塗り土です。この土を数回に分けて重ねて塗っていきます。
そして先日、仕上げ塗りの土の色や質感も無事決まりました。左官屋さんには私の感覚的で曖昧な言葉でいろいろ伝えたのですが、それを見事に叶えてくれました。
感覚的な事を形にするのは大変難しいと思うのですが、その道の職人さんというのはやっぱり凄いですね。
まさに凄腕です。



「お寺の竹塀」 2014/03/16 togo

気候が少しだけ暖かくなってきました、もうすぐそこに春が来ていますね。
お寺の塀の進行状況は一定のペースで進んでいます。 塀の壁の殆どは左官仕上げの壁なのですが、一部だけ竹の塀になっています。また、塀の屋根の殆どは瓦葺きなのですが、竹の塀のみ銅板葺きになります。
葺いたばかりの銅板は新品の10円硬貨のようにピカピカに輝いていますが、すぐに酸化して渋い色になっていきます。その後何年も経って緑青がふいてくるのが楽しみであります。
その頃には現在はピカピカの竹も渋みを増している事でしょう。

それから、左官仕上げの壁の方もまずは見本を作っていただいて細かく検討中です。
左官屋さんにはいろいろ難しい注文をしていますが、常に話を前向きに聞いてくださるので感謝です。
建築工事に関わる全員が前向きであると自然に建物が良くなっていくとしみじみ感じています。
工事に携わる人々の気持ちが建物に表れるというかなんというか、上手く表現できないですがそんな感じです。



「門と塀と建築教育」 2014/03/07 togo

お寺の塀の壁の左官工事が進行中です。
瓦も葺かれて、荒壁が塗られたので完成に比較的近い状態を見る事ができます。
壁の仕上げ塗りや基礎部分の左官仕上げによって印象はだいぶ変わると思いますが、
ここから先の想像は比較的容易であります。

こうして時間をかけて門や塀の工事を進めていると、門と塀のみでも建築として非常に奥が深いと感じます。
今の時期、建築・インテリア系の学校では卒業設計の発表や展覧会が行われていますが、ほとんどの学生さんは大規模な建築の設計を行っているという現状があります。
しかし、今回この仕事を行っていて思う事は、門や塀の設計でも十分に奥が深く、しかも比較的身の丈に近いスケールで体感しやすい為、建築・インテリア系の学生さんが卒業設計の課題にする題材として非常に良いのではないかと言う事です。
そして、門や塀などの小規模な卒業制作が殆どみられない現状があるのは、ひょっとしたら評価する側に問題があるのかもしれません。
非常勤講師として教育機関に関わる者として、学生さんに何を伝えるべきなのかを再度考えさせられる今日この頃です。



「お寺の塀の竹小舞」 2014/02/28 togo

お寺の塀の竹小舞が組まれました。
瓦もそろそろ葺かれます。
これは塀なので壁の両面を左官で仕上げます。したがって、塀の全長約47m×2で約94mの長さの壁を左官で仕上げる事になります。更に、この長さというか面積を一般的な住宅に換算すると1軒分以上になるので結構な面積であります。
門と塀というのは、単純なように見えてしまう建物なのでそれほど手間はかからないように思えてしまいますが、こうやって冷静に長さや面積などを数値で表すと相当な手間がかかる事がよく解ります。
今日も工事は地道に進行しています。



「お寺の塀の小屋組」 2014/02/18 togo

お寺の塀の小屋組が進行中です。
小屋は非常にシンプルな構成で、厚い野地板をそのまま垂木のように使い屋根を葺いていきます。
裏を覗くと写真のように綺麗に野地板と腕木が並んでいます。
野地板と野地板の間にあえて5mm程の隙間を開ける事により、勾配をより美しい勾配に、板の連続もより美しい連続に見えるよう狙いました。
ところで、現在の悩みは左官仕上げの壁をどのようにするかと言う事なのですが、これについてはもうしばらく検討しなければなりません。



「お寺の塀工事始まる」 2014/02/12 togo

お寺の塀の工事が始まりました。
塀にも素屋根が組まれ今後の工事が進行して行きます。
結構な長さの塀なので、素屋根がかかるといかにも大層な工事をおこなっているように見えてしまいます。
サイズは小さくても作業内容は立派で、瓦で屋根を葺き、左官で壁を仕上げる為、工事内容は門とあまり変わりません。それが延々何十メートルも続くのですから実際大層なのですがね。
いよいよ全貌が見え始めてきます!



「お寺の塀の原寸模型」 2014/02/06 togo

なんという事でしょう、昨日も今日も物凄く寒いです。
夜だと車の温度計がマイナス表示でした。

写真はお寺の塀の原寸模型です。
主に、屋根の納まりを検討する為に造っていただきました。住宅の屋根ではここまでやりませんが、塀の屋根は比較的近い距離で見る事になるので様々な角度から検討する必要があります。
この模型を使って、各部材のサイズをいろいろ試したり、部材の種類を検討したりします。
また、屋根の角度を変えたり、各部材を水平方向に動かす事によっても変化するのでシビアです。

こうやって、頭の中での想像や図面を描くだけではたどり着けない領域のデザインを行いました。
どんな建物でもここまで出来れば理想なのですが、対象物が「塀」なのでたまたまこのような原寸模型が造れる訳であり、稀なケースであると思います。



「常滑1301ANの基礎配筋と型枠」 2014/01/16 togo

ここのところ毎日物凄く寒いですね。
特に朝、もっと言うと布団から出る時が一番辛いです。
ここ最近のような寒さを体感していると、もしも私が現在住んでいる家が、通常私の事務所で設計している仕様の断熱を施していればカナリ寒さが緩和されるのだろうと想像してしまいます。

ところで、常滑の住宅が基礎のコンクリートを打つ段階になりました。
写真の型枠の範囲が建物となる訳ですが結構な大きさです。細長い平面計画の為か、述べ床面積から想像するボリュームよりも大きく感じます。
隣地から見ると写真のようにとってもワイドな感じです。
軸組みが立ち上がるともっと大きく感じるのでしょうね、迫力ありそうです。



「常滑1301ANの捨てコンクリート」 2014/01/03 togo

新年あけましておめでとうございます。
今年も物事の本質に向き合い、設計・デザインを行っていきたいと思います。

写真は、昨年末の事になりますが「常滑1301AN」の工事が始まった現場の様子です。基礎の下の捨てコンクリートを打った状態です。
敷地も広いですが、建坪もなかなかの大きさです。
捨てコンクリートの上をあちこち歩きながら、各部屋からの景色を確認したり室内と地面のレベル差の関係などを確認しました。
日当たりも予定通りの感じです。
予定では建て方まで3ヶ月ほどあるので、今はまだ心の余裕もあり、建物完成時の状況をいろいろ想像して楽しむ事ができました。
お施主さんにとっては、自分の家が現実に建つという事がひしひしと感じられる段階であり、今までよりも更にこの先が楽しみになっているのではないでしょうか。



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