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集いの家 多治見市(2018) 専用住宅:木造平屋建て 敷地面積:388.33㎡(117.47坪) 延床面積:86.65㎡(26.22坪) ![]() この住宅が建つ敷地は町と山の境界辺りに位置し、目の前に山が迫る環境です。 敷地の周りは静かで、住宅も数少なく互いの距離も離れている為プライバシーを保つ事よりも、いかにして周りの環境を生かした日常生活をおくる事ができるかを考えデザインしていきました。 ここでの生活は、日常的な草むしりや庭木の手入れなど外部との関わりを持たざるを得ません。 したがって建物の内部と外部の行き来が多くなる事は元より、お施主様からは大勢のお客さんを招く事があるのでそれにも対応したいとの要望もありました。 ![]() 南側玄関部分の開口部はフルオープンになり、玄関として以外にも楽しむ場として使える。 ![]() 玄関の開口部より外部を見る。 ![]() 人の動きに対して内と外をシームレスに連続させる事を第一に考え、また多くのお客さんを招きやすい事、逆に考えるとお客さんが入りやすい事、これに対しても同様に内と外をシームレスに連続させることで達成できると考えました。 平面計画は過去の日本の住宅において多く見られた田の字型を基本形とし、床や壁を過去の事例とは異なるさまざまな状態に置き換えることによって、各スペースの関係を現代の生活に合うように変化させようと考えました。 まず、畳やフローリングの床を土間に置き換え、外部と内部をシームレスに繋げると共にここで日中の生活の殆どが完結できるようにデザインしました。 また、この広い土間スペースによってコンパクトな平屋の住宅ではありますが、実際の大きさよりもダイナミックな空間の広がりを感じていただけるようにもなっています。 過去の田の字型住宅で間仕切りとして使用された襖などの建具は間仕切り壁に置き換え、通風を確保する為にその間仕切り壁に開口部を設けてあります。 雰囲気は、凛として静かで柔らかい光が差し込む和の空間ですが、現代的解釈による日本の日常生活を形にしたものなので、一般的に想像される和の空間ともちょっと異なります。 ![]() 土間より畳室を見る。 ![]() 畳室。 ![]() 土間の障子。 ![]() 畳室より土間を見渡す。 ![]() 畳室と寝室の間の開口部は主に風を通す役割として設けた。通常は障子を閉じる。 ![]() 寝室。 ![]() 寝室の開口部より土間を見る。 ![]() 本棚としても、飾り棚としても。 ![]() 土間のタイル。 ![]() キッチンと土間の間の棚は、物を置くことによって目隠しの効果をもつ。 ![]() ![]() 洗面コーナーを見る。 ![]() 障子を開けると外部が間近に感じられる。 ![]() キッチンと新しい食器棚にビルトインした古い食器棚。 ![]() ![]() 土間と畳室を仕切る建具は軽やかに透ける。 ![]() ![]() ![]() |
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