標準仕様本体価格:2,790万円(税込)
必要十分をテーマに空間をデザインしました。小さな見た目からは信じられない程の機能をもち、過ごしやすく心地よい暮らしを愉しむことができます。コストを下げて価値を高めるというこれまでの規格住宅の手法ではなく、素材や空間デザインに拘り、住宅の価値を正攻法で高めた規格住宅です。
【標準仕様建物概要】
建築面積:49.60m2(15.01坪)
延べ床面積:49.60m2(15.01坪)
施工地域:規格住宅におきましては名古屋市を中心とした愛知県・岐阜県・三重県を標準範囲としています。
※通常の設計業務に関してはこの限りではございません。
小さな家の暮らしを探究し、その可能性を形にしたいと考えました。15FLATの設計を行う中での最重要課題は、暮らしに重きを置きながら、より小さく必要十分な空間をつくること。
空間を「寛ぐ場」と「実用の場」の二種類に分類し、それぞれの基準となる必要十分な最小寸法を原寸で実験して設定しました。それを元に設計をしているので普通に暮らすという意味でもリアリティある小さな住宅となりました。
その床面積はたったの15坪。暮らしの魅力が結晶化したような住宅です。
この小さな住宅の一番の魅力は、木製のフルオープンサッシを建物の2面に備えていることです。2カ所の開口部の木製建具を開けると、空間がトンネルのようになり室内に心地よい抜け感と開放感をつくりだしてくれます。見た目に拘り建具はスッキリ綺麗に壁に引き込まれますが、網戸や障子も完備しているので通風やプライバシーの確保など、使い勝手も疎かにしていません。
必要十分の魅力は、シンプルで小さいことがプラスに働き、心が豊かになることに他なりません。
メインの部屋の外部建具はフルオープンになり、スッキリと壁の中に引き込むことができる木製サッシです。網戸も完備しているので引き出せば風通し抜群の空間に変わります。開放的なキッチンでの作業は格別なものとなります。
長きに渡り、愛着を感じることができる本物の素材を使いたいと思いました。外壁は無垢板張り、室内も無垢フローリングやモルタル、塗装仕上の壁や木製建具など質の高い仕様としています。また、ちょこんと目立たず品の良い佇まいを目指しました。サイズ感も住宅建築の重要な要素のひとつです。
高窓から降り注ぐ光、
障子からの柔らかい光、
夕暮れに染まる壁、
光は人間の手では作り出せない空間の表情をつくりだしてくれます。季節の移り変わりと時の流れに包まれながら暮らせる空間づくりをしました。それは何よりの贅沢となります。
「個人の空間」と「みんなの空間」のシンプルな2つの空間構成とし、プライバシーを保ちつつもコミュニケーションを抑制しない空間づくりをしています。個人の空間から外の世界へと段階的に連続していくように設計していますので、小さな家ですが単調な空間ではありません。
暮らしやすさや使い勝手など、日常生活の現実を真面目に考えています。炊事・洗濯・掃除などの家事は、潤いのある暮らしの基礎となる大事なものです。部屋干しのスペースや使いやすくコンパクトにまとめたキッチンなど、全ての家事をストレスなく行えるよう検討を重ねました。
更に詳しい情報につきましてはパンフレットのご用意もございます。興味をお持ちいただけましたらお気軽にお問い合わせください。
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