オロシノイエ
岐阜県土岐市(2009)
戸建て住宅リノベーション

東側の街を見下ろせる、眺めの良い環境にある一戸建て住宅のリノベーションです。
築40年以上になる木造の住宅であったので、費用は増幅しますがまずは構造の補強を考えました。
そして、リノベーションすることにより日常の暮らしにおける住まいの使い易さ、過ごし易さ、心地よさを求めていきました。
1:室内に風が流れる事、光を入れる事
2:玄関までのアプローチの改善
3:東の庭と室内の関係の改善
4:家族個人のプライバシーの確保
5:構造の補強
予算をバランスよく振り分けながら重点的にデザインをおこなったのはこの5点です。
これらをおこなった事により、外から室内へのアプローチは自然になり、室内から景色を眺めたり庭へ出る事もスムーズになり、また家族5人が適度な距離感で生活できるようになました。
この仕事で、リノベーションとは「住宅を住み易く整えていく事」だと感じました。当たり前のような話ですが、忘れがちなことだとも思います。

玄関から東の庭まで真っ直ぐに抜ける居間

壁と天井はラワンベニヤ、床材は杉板無垢

構造上、居間の中心に残る古い柱と鴨居。

玄関スペースと壁一面の収納

玄関ポーチ夜景
ー専用住宅ー
木造平屋建改装
延床面積:89.04㎡(26.93坪)
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